
- 1. 1. なぜ高校生は「やりたいことがわからない」のか?
- 1.1. ① 「立派なこと」「社会的に役立つこと」を答えなければいけないと思っている
- 1.2. ② 単純に「世の中の選択肢(大学や学問、職業)」を知らない
- 1.3. ③ 失敗や否定を恐れている
- 2. 2. 【NG例とOK例】「やりたいこと」を引き出す親のコミュニケーション
- 2.1. ✕ 親が先回りして「正解」を与えてしまう
- 2.2. ✕ 「期待の言葉」でプレッシャーをかける
- 2.3. ◯ 「違和感・モヤモヤ・日常の好き」に問いかける
- 3. 3. 総合型選抜対策は「生き方」と「やりたいこと」を見つける絶好の機会
- 4. 4. 専門塾「KOSSUN教育ラボ」が提供するゼロ次対策
- 5. KOSSUN教育ラボからのメッセージ
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
高校生のお子様を持つ保護者の方から、日々の進路相談の中で最も多くいただくお悩みのひとつがこちらです。
「『将来何をしたいの?』と聞いても『特にない』『わからない』と返される」
「総合型選抜に興味はあるけれど、アピールできるような夢や志望動機がなくて困っている」
周りの同級生が将来の夢を語り始めたり、志望校を決めて動き出したりしている姿を見ると、親御様としては「このままで大丈夫なのだろうか」と焦りや不安を覚えてしまうのも無理はありません。
しかし、これまで多くの受験生を志望校合格へ導いてきた立場から、最初にお伝えしたいことがあります。
「現時点でやりたいことが明確でないことは、決して悪いことでも、手遅れなことでもありません」。
高校生の段階で「絶対にこの研究がしたい」「この職業に就きたい」と確信を持っている生徒のほうがむしろ少数派です。
大切なのは、無理に立派な夢を言わせようとすることではなく、お子様の中にある「興味のタネ」を大人が正しく引き出し、言語化をサポートしてあげることです。
本記事では、お子様の「やりたいことがわからない」という壁に対して保護者様がどう向き合うべきか、その具体的な接し方や、総合型選抜対策を通じた思考の深め方について詳しく解説します。
1. なぜ高校生は「やりたいことがわからない」のか?

親がどれだけ問い詰めても答えが出てこない背景には、高校生特有の心理的な要因があります。
① 「立派なこと」「社会的に役立つこと」を答えなければいけないと思っている
多くの生徒は、「やりたいこと=医師、弁護士、起業家など分かりやすい職業」や「世界平和、環境問題の解決といった高尚な社会貢献」でなければいけないという無意識のプレッシャーを感じています。
そのため、日常の些細な興味や好きなことがあっても「こんなくだらないことは言えない」と心の中にしまい込んでしまうのです。
② 単純に「世の中の選択肢(大学や学問、職業)」を知らない
高校までの生活は、決められた教科の学習が中心です。
世の中にどんな学問分野があり、どんな研究室が存在し、社会にどのような課題があるのかという「情報の絶対量」が不足しているため、選ぼうにも選べない状態にあります。
③ 失敗や否定を恐れている
「〇〇に興味がある」と口にしたとき、親から「そんなの食べていけないよ」「向いていないんじゃない?」と現実論で返された経験があると、子どもは自分の本音を口に出すことを諦めてしまいます。
2. 【NG例とOK例】「やりたいこと」を引き出す親のコミュニケーション

保護者様が良かれと思ってかける言葉が、かえってお子様の思考停止を招いてしまうことがあります。
当塾が掲げる「受験親のオキテ」をもとに、避けるべき接し方と推奨される対話法を整理しました。
【親の関わり方の見直し】
× NG:「将来何になりたいの?」「この大学を目指しなさい」(尋問・指示・先回り)
○ OK:「最近何をしているときが楽しい?」「どうしてそう思うの?」(共感・傾聴・問いかけ)
✕ 親が先回りして「正解」を与えてしまう
「あなたには〇〇学部が合っている」「とりあえず資格が取れる学部にしなさい」と親が答えを決めてしまうと、お子様の主体性は育ちません。
大学の面接官は、志望理由が「本人の本音」か「親や大人の借り物の言葉」かを鋭く見抜きます。遠回りに見えても、「自分で考え、自分で決めた経験」を積ませることが不可欠です。
✕ 「期待の言葉」でプレッシャーをかける
「期待しているよ」「あなたならもっとできるはず」という励ましは、やりたいことが見つからず悩んでいるお子様にとって重荷になります。
未来の結果を求める「期待」ではなく、「悩んでいるんだね」「毎日学校や部活を頑張っているね」と、今のお子様の状態をそのまま認める「承認」を届けてあげてください。
◯ 「違和感・モヤモヤ・日常の好き」に問いかける
やりたいことの原点は、高尚な志望動機ではなく日常の些細な感情の中にあります。
- 「最近、ニュースやSNSを見ていて『変だな』『理不尽だな』と思ったことある?」
- 「時間を忘れて没頭してしまうことって何?」
- 「昔から〇〇が好きだったよね」
このように、お子様の日常の行動や感情に光を当て、「どうしてそう感じたの?」と優しく問いかけてみてください。
親御様が「カウンセラーのような聞き役」に徹することで、お子様は安心して自分の内面を言葉にし始めます。
3. 総合型選抜対策は「生き方」と「やりたいこと」を見つける絶好の機会

「やりたいことが決まっていないから、総合型選抜は受けられない」と考える方は少なくありません。
しかし、実際は逆です。
総合型選抜の対策に取り組むプロセスそのものが、やりたいことを見つけ出し、人間的に大きく成長する最高の機会になります。
当塾では、志望校が決まっていない段階から、次のようなステップで「志望理由のストーリー」を構築していきます。
【志望動機を深める5段階の思考プロセス】
1. 経験(Experience) :これまでの日常体験、部活動、趣味、失敗談などを棚卸し
2. 気づき(Awareness):その経験から得た違和感、問題意識、新たな視点を発見
3. 興味(Interest) :関心のある特定分野の社会課題についてリサーチ・探究
4. 学びたい理由(Why):自己成長や課題解決のために「なぜその大学で学ぶのか」を明確化
5. 将来(Future) :大学での学びを経て実現したい理想のビジョンを描く
これといった特別な受賞歴やボランティア実績がなくても問題ありません。
部活動での葛藤、趣味へのこだわり、日常生活で感じた身近な疑問など、ありふれた経験を「客観的な視点」で掘り下げ、意味づけを行うことで、大学の教授を納得させる強力な志望動機へと昇華させることができます。
4. 専門塾「KOSSUN教育ラボ」が提供するゼロ次対策

家庭内だけでは、どうしても親子ゆえに感情的になってしまい、冷静な対話が難しい場面も多いはずです。「親の言うことには反発するけれど、第三者のプロの言葉なら素直に聞ける」という生徒は珍しくありません。
KOSSUN教育ラボでは、出願書類の作成に入る前の土台づくりとして「ゼロ次対策」を極めて重視しています。
【ゼロからやりたいことを形にする「ゼロ次対策」】
・自己分析 :プロ講師との対話を通じて、本人が無自覚だった強みや価値観を言語化
・大学分析 :全国の大学・研究室から、本人の興味に真に合致する学部を徹底リサーチ
・活動実績 :興味を形にするための課外活動や探究テーマの設定を個別に提案・支援
・受験戦略 :本人の適性や評定平均を踏まえ、最適な入試方式や併願プランを設計
当塾では、採用率1%未満の厳格な基準をクリアしたプロ講師が、完全マンツーマンでお子様と向き合います。
学生アルバイト講師には真似のできない深い対話によって、お子様の思考のブレーキを外し、「本当にやりたいこと」を無理なく引き出します。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ

お子様が「やりたいことがわからない」と立ち止まっている時間は、決して無駄な時間ではありません。それは、これまでの受け身の学びから脱却し、「自分自身の足でどう生きていくか」を真剣に模索し始めた証拠です。
親御様に求められる最大の役割は、焦って無理やり道を決めることではなく、「あなたなら大丈夫」とどっしり構えてお子様の可能性を信じ抜くことです。
「何から手をつければいいのかわからない」
「子どもの強みをどう見つければいいかプロに相談したい」
そうお考えの保護者様は、ぜひ一度当塾の「無料個別相談会(校舎・オンライン対応)」にお越しください。
お子様が自分だけの「原石」を見つけ、目を輝かせて受験に挑めるよう、専門のプロ講師が全力で伴走いたします。
KOSSUN教育ラボでは、受験に向けた疑問や不安を解消していただけるよう、無料個別相談会を実施しています。
保護者の方のご同席をお願いしておりますので、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に関するご質問・ご相談があれば、お気軽にお尋ねください!
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
KOSSUN教育ラボ 代表/博士(学術)総合型選抜(AO入試)の専門家。横浜国立大学大学院にて博士(学術)、慶應義塾大学大学院にて修士(メディアデザイン学)の学位を取得。
約20年間にわたる総合型選抜・推薦入試指導を通じて、多くの保護者の相談に乗る。NHK Eテレ「テストの花道 ニューベンゼミ」への出演、『現代ビジネス』(講談社)での連載など、メディア実績多数。
本サイトでは、これまで培ってきた専門知識とサポート経験をもとに、入試制度や大学選び、受験準備に加え、「親はどこまで関わるべきか」「子どもの主体性をどう支えるか」といった保護者ならではの悩みに寄り添いながら記事を監修。担当講師としてのご依頼は、代表専属指導PJにて、年間3名のみ受け付け中(面談審査あり)。


