
- 1. 1. なぜ「英検準1級ホルダー」でも大学面接で苦戦するのか?
- 1.1. ① 「型通りの受け答え」から抜け出せない
- 1.2. ② 専門分野の「アカデミックな語彙」が不足している
- 1.3. ③ 「英語力」と「志望動機」が分断されている
- 2. 2. 英語資格を合否に直結させる「3つのスピーキング対策」
- 2.1. ① 自分の探究テーマに関する専門語彙を英語で押さえる
- 2.2. ② 海外ニュースを題材に「即興の要約&オピニオン」を訓練する
- 2.3. ③ 「結論・理由・具体例・展望」の構造で話す
- 3. 3. 保護者が家庭内で意識すべき「受験親のオキテ」
- 3.1. ① 資格取得をゴールにせず、その先の学びを見据える
- 3.2. ② 親が先回りせず「わが子に考え、決めさせる」
- 3.3. ③ 成果への「期待」ではなく、努力の過程を「承認」する
- 4. 4. KOSSUN教育ラボが誇る万全の伴走体制
- 5. KOSSUN教育ラボからのメッセージ
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
近年、総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜において、実用英語技能検定(英検)準1級をはじめとする民間英語資格・検定試験を出願要件や優遇措置に設定する大学が急増しています。
多くの受験生や保護者様は、「英検準1級に合格したから、英語のアピールはこれで万全だ」と考えがちです。しかし、実際の指導現場では次のような落とし穴に直面するケースが後を絶ちません。
- 「英検準1級を持っているのに、大学の英語面接や口頭試問でうまく言葉が出てこない」
- 「資格のスコアを出願書類に書いただけで終わり、選考官にその英語力がどう学びに活きるのかを伝えきれていない」
- 「単なる日常英会話の受け答えにとどまり、大学教授を納得させる論理的なスピーキングができない」
厳しい現実として、大学の選考官は「資格の級やスコアの数字そのもの」だけで合否を決めているわけではありません。
選考官が見ているのは、「その高い英語力を使って、大学でどのような学術文献を読み、どのような国際的課題を探究し、自らの言葉で世界へ発信できるか」という「学問と直結した実践的スピーキング力(論理的発信力)」です。
本記事では、英検準1級などの英語資格を単なる「ペーパーの実績」で終わらせず、総合型選抜の面接やプレゼンテーションで決定打にするためのスピーキング対策、家庭内で意識すべき「受験親のオキテ」について詳しく解説します。
1. なぜ「英検準1級ホルダー」でも大学面接で苦戦するのか?

英検準1級の二次試験(面接)を突破していても、大学の二次選考(面接・プレゼン・英語口頭試問)で評価が伸び悩む生徒には、共通する3つの盲点があります。
【資格試験のスピーキングと大学面接の違い】
1. 資格試験:決められたイラスト描写や一般的な社会問題への短文回答(型通りの応答)
2. 大学面接:自らの研究テーマや志望理由と結びついた「アカデミックな対話」(独自の論理性)
① 「型通りの受け答え」から抜け出せない
英検などのスピーキングテストは、減点を防ぐための定型フレーズを使って無難にまとめる訓練が中心になりがちです。
しかし、大学入試の面接で求められるのは、定型文の暗唱ではなく、選考官の突っ込んだ質問に対して臨機応変に自らの思考を英語で展開する「対話力」です。
② 専門分野の「アカデミックな語彙」が不足している
一般的な英検対策では、環境問題や教育問題などのマクロな社会問題は扱いますが、受験生本人が志望する学部・学科特有の専門用語(例:国際関係論、データサイエンス、生命倫理、経営戦略などの専門概念)までは網羅できません。
自らの探究テーマを語るための「専門語彙」を英語でインプットしていないため、面接で話が深まらなくなってしまいます。
③ 「英語力」と「志望動機」が分断されている
「英語が得意だから国際教養学部」といった短絡的な志望動機では、選考官の心に響きません。
英語はあくまで「研究や社会貢献のためのツール」に過ぎません。
「その英語力を使って何を成し遂げたいのか」という目的意識が欠如していると、高い英語資格を持っていても説得力を持たないのです。
2. 英語資格を合否に直結させる「3つのスピーキング対策」

英語資格を難関大学の総合型選抜で最大限に活かすためには、以下の3つのステップでスピーキング力を「大学仕様」へと引き上げる必要があります。
【合否に直結させるスピーキング3大アプローチ】
ステップ1:志望分野の「学術専門用語・キーワード」を英語でリスト化する
ステップ2:海外の一次情報を英語で要約・意見陳述する
ステップ3:「福利の法則」を応用した論理的スピーキングフレームを定着させる
① 自分の探究テーマに関する専門語彙を英語で押さえる
自分が大学で研究したいテーマについて、日本語の専門書だけでなく、海外の関連WEBサイトや学術論文に目を通し、頻出する専門用語を英語でノートにまとめます。
自分の研究計画を「英語で3分間で説明する」練習を重ねることで、英語面接や英語での自己PRが求められた際に、他の受験生を圧倒する解像度で語れるようになります。
② 海外ニュースを題材に「即興の要約&オピニオン」を訓練する
英検準1級レベルの英語力があれば、海外メディアの短文記事を理解することは十分可能です。
記事を1本読んだ後、「要約を1分」「それに対する自分の考察を2分」で英語で話す訓練を習慣化します。
これにより、面接で時事問題や予測不能な変化球の質問が飛んできた際にも、瞬時に英語で論理を組み立てる瞬発力が養われます。
③ 「結論・理由・具体例・展望」の構造で話す
英語で話す際も、日本語の面接と同様に論理構造が不可欠です。
まず結論を端的に述べ、その理由を客観的根拠とともに示し、自らの原体験や具体例を添え、最後に大学での学びや将来への展望で締めくくる。
この論理展開を体に叩き込むことで、面接官にとって聞き取りやすく、説得力に富んだスピーキングが完成します。
3. 保護者が家庭内で意識すべき「受験親のオキテ」

英語面接や資格取得の対策を進めるお子様に対し、保護者様がどのような姿勢で寄り添うかが、本番の精神状態や自信を大きく左右します。
KOSSUN教育ラボが15年以上にわたる指導実績から導き出した「受験親のオキテ(7ヵ条)」に基づき、親御様が心に留めるべき心得を整理しました。
【受験親のオキテ 7ヵ条】
・其の1:ゴールを見失わないこと
・其の2:わが子に考え、決めさせること
・其の3:わが子を最後まで信じること
・其の4:期待の言葉をかけないこと
・其の5:親がコドモにならないこと
・其の6:受験より大切な何かを教えること
・其の7:受験を通じて親も成長すること
① 資格取得をゴールにせず、その先の学びを見据える
「受験親のオキテ 其の1:ゴールを見失わないこと」
受験を通じて本当に大切にすべきは、「合格」そのものではなく、その先にある進学後の学びや将来のビジョンです。目先の書類作成や面接対策に追われていると、「受かるためのテクニック」に意識が偏りがちですが、それだけでは本質的な評価にはつながりません。本来は「なぜその大学・学部なのか」「その先で何を実現したいのか」という問いに向き合い続けることが重要です。
「英検準1級を取ったから安心」「資格スコアをもっと上げなさい」と、資格の数値ばかりに親の意識が向いてはいけません。
大切なのは「その英語を使って大学で何を探究したいのか」というゴールを常にお子様に問いかけ、見失わせないことです。
② 親が先回りせず「わが子に考え、決めさせる」
「受験親のオキテ 其の2:わが子に考え、決めさせること」
総合型選抜では、ほぼ全ての大学で面接が課せられることもあり、自分の言葉で語れるかどうかが合否を分けます。つまり、「自分で考え、自分で決めた経験」がなければ、AIや第三者の代筆によってどれだけ整った文章を書いても説得力は生まれません。保護者としては、つい正解(と思われること)を提示したくなる場面もあるでしょうが、ここで先回りしてしまうと、子どもの思考の機会を奪ってしまいます。大切なのは、答えを与えることではなく、問いを促すことです。
英語の志望理由やスピーキングの原稿を親が用意したり、文法的な正しさを細かく指摘してダメ出しをしたりするのは避けてください。
拙い英語であっても、本人が自分の頭で考え、伝えたい想いを紡ぎ出す経験こそが、面接官の心を打つ強い言葉になります。
③ 成果への「期待」ではなく、努力の過程を「承認」する
「受験親のオキテ 其の4:期待の言葉をかけないこと」
一見すると、「期待しているよ」「きっと合格できるよ」という言葉は励ましのように思えます。しかし、受験期の子どもにとっては、それがプレッシャーとして重くのしかかることがあります。特に総合型選抜では、自分自身と向き合う時間が長く、不安も大きくなりがちです。そこで求められるのは、期待ではなく、「理解」と「承認」です。「頑張っているね」「悩んでいるんだね」といった言葉は、結果ではなく、過程に寄り添うものです。
「英語が得意なんだから受かって当然」「英検準1級を持っているんだから期待しているよ」という言葉は、子どもにとって重い足枷になります。
高い壁に挑み、慣れない英語面接の練習を重ねている日々の努力そのものを、「よく逃げずに挑戦しているね」と温かく認めてあげてください。
4. KOSSUN教育ラボが誇る万全の伴走体制

英語資格を総合型選抜の最大の武器へと昇華させるためには、一般的な英会話スクールや資格予備校の指導だけでは不十分です。「大学入試の総合型選抜で何が問われるか」を熟知した専門的な指導が欠かせません。
| サポート体制 | 特長と強み | 受験生・保護者様へのメリット |
| 完全マンツーマン個人指導 | 採用率1%未満の精鋭プロ講師が専属で担当。学生バイトはゼロ。 | 指導のブレがなく、直前期の限られた時間でも濃密な改善を実現。 |
| 通信添削&相談が無制限 | 志望理由書、自由記述書、事前課題の添削回数に上限なし。 | 追加費用を気にせず、締め切り直前まで何度でも推敲可能。 |
| 指導毎の「保護者進捗報告書」 | 対面指導のたびに学習状況や課題をご家庭へ詳細に共有。 | 出願書類の仕上がり具合が可視化され、家庭内の不安を解消。 |
| 校舎(大崎)×オンライン対応 | 大崎オフィスでの対面と全国対応オンラインを自由に選択可能。 | 地方在住者や多忙な生徒でも、自宅からスピーディーに添削指導を受講可能。 |
| 受かるまで永久0円!合格保証 | 一・二次対策講座の受講者を対象に、合格するまで伴走を継続。 | 指導力への絶対の自信に基づき、結果が出るその日まで責任を持つ。 |
| 日本初!大学入学前課題フォロー | 合格後に大学から課される難関レポート課題も無制限添削。 | 合格で終わらず、大学生活のスタートダッシュまで手厚く支援。 |
KOSSUN教育ラボからのメッセージ

英語資格の取得は、受験のための単なる通過点に過ぎません。
「受験親のオキテ 其の7:受験を通じて親も成長すること」
子どもの受験は、同時に親自身の在り方を問われる時間でもあります。思い通りにいかない状況の中で、どのように関わるのか。支えたい気持ちと、口出ししてしまう衝動との間で葛藤することもあるでしょう。しかし、その試行錯誤こそが、親としての成長の機会です。総合型選抜は、子どもの主体性を引き出す入試であると同時に、親が「見守る力」を学ぶ場でもあります。受験が終わったとき、「この期間で親子ともに成長できた」と思えるかどうか。それが、この経験の本当の価値です。受験はゴールではなく、親子関係を深めるプロセスでもあるのです。
英語をツールとして使いこなし、自らの志を堂々と社会へ発信しようとするお子様の背中を、親御様は温かい眼差しで信じ抜いてください。
その親の静かな信頼こそが、選考会場の扉を開けるお子様にとって、最大の勇気と自信になります。
「英検準1級などの英語資格を総合型選抜の書類や面接でどう活かすべきか知りたい」
「英語面接や口頭試問の仕上がりをプロの目で客観的に見てほしい」
そのようにお悩みの保護者様は、ぜひ一度、KOSSUN教育ラボの「無料個別相談会(御殿山イノベーション・オフィス校舎、またはオンライン対応)」にお越しください。プロ講師がマンツーマンでお話を伺い、お子様が持つ英語力を最大の合格力へと変える最適なロードマップをご提案いたします。
KOSSUN教育ラボでは、受験に向けた疑問や不安を解消していただけるよう、無料個別相談会を実施しています。
保護者の方のご同席をお願いしておりますので、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に関するご質問・ご相談があれば、お気軽にお尋ねください!
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
KOSSUN教育ラボ 代表/博士(学術)総合型選抜(AO入試)の専門家。横浜国立大学大学院にて博士(学術)、慶應義塾大学大学院にて修士(メディアデザイン学)の学位を取得。
約20年間にわたる総合型選抜・推薦入試指導を通じて、多くの保護者の相談に乗る。NHK Eテレ「テストの花道 ニューベンゼミ」への出演、『現代ビジネス』(講談社)での連載など、メディア実績多数。
本サイトでは、これまで培ってきた専門知識とサポート経験をもとに、入試制度や大学選び、受験準備に加え、「親はどこまで関わるべきか」「子どもの主体性をどう支えるか」といった保護者ならではの悩みに寄り添いながら記事を監修。担当講師としてのご依頼は、代表専属指導PJにて、年間3名のみ受け付け中(面談審査あり)。


