
- 1. 1. なぜ直前期の受験生はSNSから離れられなくなるのか?
- 1.1. ① 思考疲労と「手軽なドーパミン」
- 1.2. ② 周囲の動向を知りたいという「予期不安」
- 1.3. ③ 責められると余計に依存が深まる構造
- 2. 2. 関係を完全に断絶させる!親の「3大NGアプローチ」
- 2.1. ✕ スマホを力ずくで取り上げる(管理・支配)
- 2.2. ✕ 「意志が弱い」と人格を否定する
- 3. 3. 子どもが自らスマホを置く!親の「上手な声かけ」3ステップ
- 3.1. ステップ①:「疲れて息抜きしたくなるよね」とまず共感する
- 3.2. ステップ②:「今、どんな気持ちで画面を見ていた?」と問いかける
- 3.3. ステップ③:「本番までどう付き合えば楽になると思う?」と自己決定させる
- 4. 4. スマホ問題に向き合う保護者の指針「受験親のオキテ」
- 4.1. ① 親がルールを押し付けず「わが子に考え、決めさせる」
- 4.2. ② スマホを見ていても「親がコドモにならない」
- 4.3. ③ 揺らぐ姿を見ても「最後まで信じ抜く」
- 5. 5. 誘惑を断ち切り、集中力を最大化する「KOSSUN教育ラボ」の指導体制
- 6. KOSSUN教育ラボからのメッセージ
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
出願書類の提出を控え、あるいは選考本番が間近に迫る大切な時期。多くの保護者様から、家庭内で最も頻繁に火種となるトラブルとしてご相談いただくのが「子どものスマートフォン・SNSへの過剰依存」です。
- 「机に向かっていると思ったら、手元でずっとInstagramやTikTok、X(旧Twitter)を見ている」
- 「『いい加減にスマホを置きなさい!』と注意すると、激しい口論になって部屋に閉じこもってしまう」
- 「推薦入試の準備で調べものをしていると言いながら、実際は延々とショート動画をスクロールしている」
直前の貴重な時間がSNSの画面の中に吸い取られていく姿を見て、見守る親御様が焦りや苛立ちを募らせてしまうのはごく自然なことです。
しかし、総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜の指導現場から、明確にお伝えしたい事実があります。
親が一方的にスマホを取り上げたり、頭ごなしに禁止したりする力技のアプローチは、ほぼ100%逆効果に終わります。
高校生が直前期にSNSを手放せなくなる背景には、単なる「怠け」ではなく、受験期特有の「孤独」「重圧からの現実逃避」「他者の進捗への強い不安」が複雑に絡み合っています。
本記事では、受験生がSNSに逃げ込んでしまう深層心理を紐解き、関係をこじらせずにスマホと距離を置かせる「上手な言葉かけの技術」、親が陥りがちなNG対応、保護者様が持つべき「受験親のオキテ」、そしてKOSSUN教育ラボの伴走支援について徹底解説します。
1. なぜ直前期の受験生はSNSから離れられなくなるのか?

子どもを一方的に責める前に、まず高校生がなぜこの緊迫した時期にSNSにのめり込んでしまうのか、その心理的背景を正しく理解しておく必要があります。
【直前期にSNS依存が加速する3大心理】
1. 「プレッシャーからの緊急避難」:書類作成や面接の重圧に脳が耐えきれない
2. 「合否の不透明さへの焦り」 :他人の進捗や合格速報が気になって仕方がない
3. 「受験期の強烈な孤独感」 :誰かと繋がっていないと不安に押しつぶされる
① 思考疲労と「手軽なドーパミン」
総合型選抜の準備(自己分析、志望理由書の論理構築、面接対策)は、極めて高度な思考力を酷使します。
脳がオーバーヒートを起こすと、人間は無意識に「頭を使わずに短時間で快感(ドーパミン)を得られる刺激」を求めます。それが、スワイプひとつで次々と刺激が飛び込んでくるSNS動画やタイムラインなのです。
② 周囲の動向を知りたいという「予期不安」
「同級生はどこまで準備が進んでいるのか」「あの大学の倍率はどうなっているのか」という不安から、情報収集のつもりでSNSを開き、そのままアルゴリズムに絡め取られて時間を浪費してしまうケースも多発します。
③ 責められると余計に依存が深まる構造
親から「またスマホばかり見て!」と叱責されると、子どもは強い自己嫌悪とストレスを感じます。そして、そのストレスを麻痺させるために、再びスマホの画面に逃げ込むという負のスパイラルに陥ってしまうのです。
2. 関係を完全に断絶させる!親の「3大NGアプローチ」

良かれと思った保護者様の言動が、かえってお子様の心を閉ざし、SNSへの執着を強めてしまうことがあります。当塾が大切にしている「受験親のオキテ」に基づき、避けるべきNG対応を確認しておきましょう。
【SNS対応で避けたい3大NG行動】
× 強制没収・物理的遮断:「もう試験が終わるまでスマホは親が預かります!」
× 人格・行動の全否定 :「そんな意志の弱いことで受かるわけがないでしょ!」
× 感情的な嫌味・皮肉 :「スマホを見る時間はあるのに、書類を書く時間はないのね」
✕ スマホを力ずくで取り上げる(管理・支配)
親が一方的にスマホを没収すると、子どもは激しい怒りと不信感を抱きます。
現代の高校生にとってスマホは単なる娯楽機器ではなく、友人関係や精神の生命線(ライフライン)です。
それを奪われた子どもは、勉強に集中するどころか「どうやって親の目を盗んで取り返すか」に全神経を使うようになり、親子の信頼関係は完全に崩壊します。
✕ 「意志が弱い」と人格を否定する
SNSのアプリは、世界最高峰のエンジニアたちが「人間の脳が依存するように」設計した仕組みです。
大人の社会人でも仕事中にスマホを触ってしまうことがあるように、これは単なる本人の意志の強弱の問題ではありません。
人格を責め立てても、自己否定感を深めるだけで何の解決にもなりません。
3. 子どもが自らスマホを置く!親の「上手な声かけ」3ステップ

子ども自身も、心の底では「このままスマホを見ていてはまずい」と罪悪感を抱いています。その小さな自覚に働きかけ、自発的に距離を置かせるための3つのステップをご紹介します。
【スマホ摩擦を解消する対話の3ステップ】
ステップ1:「感情の受容」:現実逃避したくなるほどのプレッシャーを受け止める
ステップ2:「客観的な問いかけ」:現在の状況とゴールを本人の頭で整理させる
ステップ3:「ルールの自己決定」:親が決めず、本人に制限方法を決めさせる
ステップ①:「疲れて息抜きしたくなるよね」とまず共感する
スマホを見ている姿を見咎めた瞬間、第一声で叱りつけるのをぐっとこらえてください。
「毎日遅くまで志望理由書と向き合って、頭がパンクしそうになるよね。スマホを見て休みたくなる気持ち、すごくよく分かるよ」
まず子どもの疲労やプレッシャーを受け止めてあげることで、子どもの心の防壁が解け、大人の話を聞く耳が生まれます。
ステップ②:「今、どんな気持ちで画面を見ていた?」と問いかける
責める口調ではなく、心配しているトーンで静かに尋ねてみます。
「何か不安な情報でも探していた?それとも、頭が疲れてボーッとしたかった?」
子どもは「ちょっと面接が怖くなって…」「文章が全然思いつかなくて逃げてた」と、行動の裏にある本音(不安)を自覚し、言語化できるようになります。
ステップ③:「本番までどう付き合えば楽になると思う?」と自己決定させる
ここで親が「1日30分にしなさい」と決めてはいけません。
「本番まであと〇日だよね。あなたが一番後悔しないために、スマホとどう付き合っていけばいいと思う?」と問いかけます。
- 「勉強中はリビングの充電スタンドに置いておく」
- 「スクリーンタイム機能で、夜9時以降はSNSアプリをロックする」
- 「集中アプリを使って、25分勉強したら5分だけ見るようにする」
子ども自身が自分の口でルールを決める(自己決定)ことで、初めて実行への責任感が生まれます。
4. スマホ問題に向き合う保護者の指針「受験親のオキテ」

子どものSNS依存という家庭内の難問に対峙する際、保護者様がどのような心構えで寄り添うべきか。
KOSSUN教育ラボが15年以上にわたる指導実績から導き出した「受験親のオキテ(7ヵ条)」に基づき、親御様が心に留めるべき心得を整理しました。
【受験親のオキテ 7ヵ条】
・其の1:ゴールを見失わないこと
・其の2:わが子に考え、決めさせること
・其の3:わが子を最後まで信じること
・其の4:期待の言葉をかけないこと
・其の5:親がコドモにならないこと
・其の6:受験より大切な何かを教えること
・其の7:受験を通じて親も成長すること
① 親がルールを押し付けず「わが子に考え、決めさせる」
「受験親のオキテ 其の2:わが子に考え、決めさせること」
総合型選抜では、ほぼ全ての大学で面接が課せられることもあり、自分の言葉で語れるかどうかが合否を分けます。つまり、「自分で考え、自分で決めた経験」がなければ、AIや第三者の代筆によってどれだけ整った文章を書いても説得力は生まれません。保護者としては、つい正解(と思われること)を提示したくなる場面もあるでしょうが、ここで先回りしてしまうと、子どもの思考の機会を奪ってしまいます。大切なのは、答えを与えることではなく、問いを促すことです。「どうしてそう思うの?」「他の選択肢は?」といった対話を通じて、子ども自身に考えさせる姿勢が求められます。
スマホの使い方ひとつ取っても、「親に管理されて取り上げられた」経験からは何も生まれません。
自らの誘惑と向き合い、どう折り合いをつけるかを自分で試行錯誤すること自体が、総合型選抜で求められる「主体性(自己管理能力)」を育てる実践の場になります。
② スマホを見ていても「親がコドモにならない」
「受験親のオキテ 其の5:親がコドモにならないこと」
受験は子どもの挑戦であり、親の競争ではありません。しかし、実際には、周囲と比較したり、短期的な結果に一喜一憂したりと、親自身が感情的になってしまう場面も少なくありません。そうした状態では、冷静なサポートは難しくなります。総合型選抜は、特に「個」が問われる入試であり、他者との単純比較に意味はありません。親が不安や焦りに飲み込まれると、その空気は家庭全体に広がります。大切なのは、親自身が一歩引いた視点を持ち、安定した存在であり続けることです。子どもが揺れるときほど、親は揺れない。感情をぶつけるのではなく、受け止める側に回る。その姿勢こそが、子どもに安心感を与え、本来の力を引き出す環境をつくります。
子どものだらけた姿を見て親が我を忘れ、感情的に怒鳴り散らして家庭の空気を悪化させてはいけません。
親が一歩引いて冷静に対処し、温かいお茶を差し出すような大人の余裕を見せることが、子どもの高ぶった神経を鎮める最高の特効薬になります。
③ 揺らぐ姿を見ても「最後まで信じ抜く」
「受験親のオキテ 其の3:わが子を最後まで信じること」
受験を迎えるまでには、思うように進まない時期や、自信を失う瞬間が必ず訪れます。そんなとき、大きく影響を与えるのは保護者の姿勢です。子どもは敏感に親の不安や疑念を感じ取ります。「このままで大丈夫なのか」という空気は、そのまま子どもの自己否定につながりかねません。だからこそ、どんな状況でも「たとえ、どんな選択をしようとも、あなたならきっと大丈夫」というスタンスを崩さないことです。信じるとは、根拠なく楽観することではなく、これまでの努力や成長を認め続けることです。
一時的にスマホに逃げてしまっている姿を見ても、「この子は最後には自分で気づき、立て直す力を持っている」と信じて見守ること。親からの静かな信頼を感じ取ったとき、子どもは自ら背筋を伸ばし、机に向かい直します。
5. 誘惑を断ち切り、集中力を最大化する「KOSSUN教育ラボ」の指導体制

家庭内だけでスマホ依存を解決しようとすると、生活空間と勉強空間が同じであるため、どうしても親子ゲンカが絶えなくなります。
KOSSUN教育ラボでは、受験生が雑音を遮断し、目の前の課題に100%没頭できるよう、万全の指導体制を整えています。
| サポート体制 | KOSSUN教育ラボならではの強み | 受験生・保護者様へのメリット |
| 完全マンツーマン個人指導 | 採用率1%未満の精鋭プロ講師が専属で担当。学生バイトはゼロ。 | 指導のブレがなく、本人の性格や精神状態に寄り添い一貫して伴走。 |
| 無制限の通信添削&相談 | 提出書類、小論文、面接問答の添削回数に上限なし。 | 追加費用を気にせず、本番直前まで何度でも推敲可能。 |
| 指導毎の「保護者進捗報告書」 | 対面・オンライン指導のたびに学習状況をご家庭へ詳細共有。 | お子様の成長と直前の仕上がりが可視化され、家庭内で焦らず見守れる。 |
| 校舎(大崎)×オンライン対応 | 大崎オフィスでの対面と全国対応オンラインを自由に選択可能。 | 直前期の体調管理を優先し、自宅から無理なく実戦特訓を受講可能。 |
| 受かるまで永久0円!合格保証 | 一・二次対策講座の受講者を対象に、合格するまで伴走を継続。 | 指導力への絶対の自信に基づき、結果が出るその日まで責任を持つ。 |
| 日本初!大学入学前課題フォロー | 合格後に大学から課される難関レポート課題も無制限添削。 | 合格で終わらず、大学生活のスタートダッシュまで手厚く支援。 |
KOSSUN教育ラボからのメッセージ

受験期のスマホ問題は、単なるデジタルツールの使い方を巡る争いではありません。
「受験親のオキテ 其の7:受験を通じて親も成長すること」
子どもの受験は、同時に親自身の在り方を問われる時間でもあります。思い通りにいかない状況の中で、どのように関わるのか。支えたい気持ちと、口出ししてしまう衝動との間で葛藤することもあるでしょう。しかし、その試行錯誤こそが、親としての成長の機会です。総合型選抜は、子どもの主体性を引き出す入試であると同時に、親が「見守る力」を学ぶ場でもあります。受験が終わったとき、「この期間で親子ともに成長できた」と思えるかどうか。それが、この経験の本当の価値です。受験はゴールではなく、親子関係を深めるプロセスでもあるのです。
頭ごなしの禁止や監視ではなく、弱さを受け止め、自らコントロールする力を信じて待つこと。
その親御様の温かい包容力と信頼関係こそが、お子様が誘惑を振り払い、自らの足で合格の扉を開けるための最も確かな力となります。
「家庭内でのスマホの摩擦が絶えず、子どもの集中力が途切れていて心配」
「本番に向けて、プロの個別指導で学習リズムとメンタルを立て直したい」
そのようにお困りの保護者様は、ぜひ一度、KOSSUN教育ラボの「無料個別相談会(御殿山イノベーション・オフィス校舎、またはオンライン対応)」にお越しください。
プロ講師がマンツーマンでお話を伺い、お子様が本来の集中力を取り戻し、志望校突破へ向けて力強く再加速するための具体的なロードマップをご提案いたします。
KOSSUN教育ラボでは、受験に向けた疑問や不安を解消していただけるよう、無料個別相談会を実施しています。
保護者の方のご同席をお願いしておりますので、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に関するご質問・ご相談があれば、お気軽にお尋ねください!
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
KOSSUN教育ラボ 代表/博士(学術)総合型選抜(AO入試)の専門家。横浜国立大学大学院にて博士(学術)、慶應義塾大学大学院にて修士(メディアデザイン学)の学位を取得。
約20年間にわたる総合型選抜・推薦入試指導を通じて、多くの保護者の相談に乗る。NHK Eテレ「テストの花道 ニューベンゼミ」への出演、『現代ビジネス』(講談社)での連載など、メディア実績多数。
本サイトでは、これまで培ってきた専門知識とサポート経験をもとに、入試制度や大学選び、受験準備に加え、「親はどこまで関わるべきか」「子どもの主体性をどう支えるか」といった保護者ならではの悩みに寄り添いながら記事を監修。担当講師としてのご依頼は、代表専属指導PJにて、年間3名のみ受け付け中(面談審査あり)。


